2012年6月27日水曜日

帰るところ

なんだか、僕っていうのはどちらかというと強い人に見えるみたいです。
急に仕事辞めたり(後先の事はもちろん考えてますけどね)、海外に飛び出したり。
周りの人にしたら、けっこう勇気あるなぁと思われてるようです。
自分では、こんなに臆病な人はなかなかいないんじゃないかと自負しておりますが、幸いにもそういう声を頂いてます。

けれど、僕が場所にしろ物事にしろ「わーっ」と飛び出して行けるのは、やっぱり帰ってこられる場所があるからなんですね。
もし、どこかに行ったとしても帰る場所がないとなかなか飛び出す事は難しいのかもしれません。
ひょっとすると僕は、帰る場所が無いと動けなかったのかもしれないんじゃないかな。
別に、定期的に誰かに頼っていたいという意味ではないんです。
なんて言うのかな、心のふるさと的な物が僕を知らぬうちに支えになっていたんだなと気づいたんですよね。
それは、親や友達、自分の故郷や思い出なんかもでもです。
とにかくその僕が帰れる場所、人々が力を貸してくれていたんですよね。

でも、その逆もあって。
僕がそういう様に行動を起こして、みんなに元気とか刺激を与えられていたんです。
それは、周りの人たちがそういう言葉をくれて気づいたんですが。
そりゃもう、本当に嬉しかったんです。
ただただ毎日、浮いたり沈んだり泣いたり笑ったりしてたんですけれど、それだけでもみんなにそう思って貰えてたなんてそんな幸せな事はないですよ。

なんか、自慢話に聞こえちゃいますね。と言うか、自慢です。うん。
僕の唯一の財産は僕の周りの人たちみんな、ですから。

20代の中間地点にやっとこさ到達して、色々と考える事はあります。
でも、僕にしか歩めない道を今歩いてるんだと信じて一歩ずつまた進んでゆきます。
僕もまた、知らぬ所で誰かの支えになれるといいな。


それではまたです。